定期健診の重要性
治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。
★歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。
したがってこの細菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。
細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。
これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去してもらいましょう。
歯周病は再発の多い病気と言われています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。
治ったといっても溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が弱い結合で治っているのにすぎないのです。
ブラッシングが不充分であったり、メンテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ、歯周ポケットが深くなり容易に再発をおこします。
また、残念ながら治療の限界のため、部分的に治りきらないところが残ってしまうこともあるでしょう。
そのような部位でもメンテナンスを継続することにより歯周ポケットがさらに深くならないように、「進行を食い止める」ことができるのです。
★また、定期健診は子供の歯にとっても重要です。0歳から高校生までの子供達の予防歯科にも私たちは力を入れています。
子どもたちにとって、私たち歯医者は敬遠されるものかもしれませんが、お子様がワクワク楽しく、自分から進んで通う予防歯科をオススメします。
スポーツマウスガード
大人も小児もスポーツマウスガードの装着を薦めています。スポーツマウスガードの主な役割として、以下の五つが挙げられます
- 歯が折れるのを守る
- 顎の骨の骨折を守る
- 顎関節を衝撃から守る
- 脳震盪を軽減する
- 頸椎を衝撃から守る
その人に合わせたカスタムメイドのマウスガードを安価で作製いたします。また、色やデザインも多様に対応できますので、気軽にご相談下さい。



スポーツマウスガードの装着イメージです


「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」4学会(日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)合同の提言が発表されました。(2023年1月)
4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年1月)
(日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)
年齢 | 使用量(写真は約2cmの歯ブラシ) | フッ化物濃度 | 使用方法 |
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歯が生えてから2歳 | 米粒程度 (1~2mm程度) ![]() | 1000ppmF (日本の製品を踏まえ900~1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・1000 ppmFの歯磨剤をごく少量使用する。歯みがきの後にティッシュなどで歯磨剤を軽く拭き取ってもよい。 ・歯磨剤は子どもの手が届かない所に保管する。 ・歯みがきについて専門家のアドバイスを受ける。 |
3歳~5歳 | グリーンピース程度 (5mm程度) ![]() | 1000ppmF (日本の製品を踏まえ900~1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。 ・子どもが歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨剤を出す。 |
6歳~成人・高齢者 | 歯ブラシ全体 (1.5cm〜2cm程度) ![]() | 1500ppmF (日本の製品を踏まえ1400~1500ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。 ・チタン製歯科材料が使用されていても、歯がある場合はフッ化物配合歯磨剤を使用する。 |
口腔ケア商品のご案内
歯周病の予防のためには何と言っても毎日のケアが欠かせません。ですから、当医院では「ご自宅での口腔ケア」の充実をはかるため、各種製品を取りそろえております。




唾液検査

唾液の成分が人それぞれで違うのをご存知でしょうか?
成分によって
- 虫歯のなりやすさ
- 歯周病の進行度の早さ
- 口臭のリスク
などが変わってきます
自分の唾液の成分を把握し、それに合ったケアを行うことでより口の環境を保ちやすくなります。
当院ではそんな唾液の成分を知るための唾液検査を行っております。
検査は唾液を出してもらい、5分で結果が出ます
検査料金・・・1,100円(消費税込み)
病院で、血液検査をしたり、パーソナルカラー診断や骨格診断のように、自分のお口のチェックをしてみませんか?